門司港レトロ MOJIKO RETRO 門司港レトロ MOJIKO RETRO

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旧門司三井倶楽部

旧門司三井倶楽部は、三井物産の社交倶楽部として造られた、門司港レトロを象徴する洋館です。現在はレストランや記念室として、華々しく花開いた港ロマンの余韻を今に伝えています。

異国の客人をもてなした
山手の優雅な社交倶楽部

大陸貿易や大陸航路・欧州航路の客船が絶え間なくやってきた大都会・門司港。
街にはビジターを楽しませる洋食店やカフェー、ジャズクラブなどの最先端の店屋や、現・桟橋通りから鎮西橋交差点にかけて賑わった「一丁ロンドン」こと、本町通りを中心に商社、ビルディングも軒を連ね、その賑わいは日夜、熱を帯びていきました。
豊かな富とともに栄え、異国文化をリアルタイムに吸収した港街を象徴するかのように、1921(大正10)年、旧門司三井倶楽部は三井物産の優雅な社交倶楽部として、山手の新興住宅地であった門司区谷町に建てられました。戦後の財閥解体とともに旧国鉄に買収されるまで、世界中の客人をここでもてなしました。現在のJR門司港駅前には、1990(平成2)年、北九州市に譲渡された際に移築、腰を据えました。

アインシュタイン博士が過ごした
門司港、旅の日々と三井倶楽部

ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタイン博士が日本の出版社の招きで、43日間に及ぶ講演旅行で日本を縦断した1922(大正11)年の冬の日、博士夫妻は三井倶楽部に宿泊しました。滞在日数は5日間、日本で最も長く滞在した夫妻は、今はなきYMCA門司ブランチ(門司基督教青年会館)のクリスマス会で「アヴェ・マリア」のヴァイオリン演奏を子供たちに贈ったり、門司の山や海の景色、和布刈や壇ノ浦などの関門海峡周辺の観光を楽しんだりしながら過ごしたのち、日本郵船「榛名丸」で門司港をあとにしたといいます。現在は、宿泊した当時の寝室や居間が内装をそのままに「アインシュタインメモリアルルーム」として復元・保存され、一般公開されています。

夢のような時代を呼び覚ます
意匠の洋館で時間を旅する

柱や梁など、ダークブラウンの木部を外部に現すヨーロッパ伝統の手法「ハーフティンバー」が採用されたリッチでユニークな佇まいの洋館は、1990(平成2)年に国の重要文化財に指定された建造物です。外装のみならず、1階のホールを中心に、食堂、応接室、客間、2階には居間や寝室、浴室が設えられる本館の内装には、ドア枠、窓枠、大階段の親柱などに見られる幾何学模様のアールデコ調の装飾、ステンドグラスやモザイクスタイルが優美に施され、細部まで意匠を感じられる造りとなっています。現在は社交場の面影を映すレストラン「三井倶楽部」やイベントホール、「アインシュタインメモリアルルーム」、門司出身の女流作家「林芙美子記念室」として人々を迎える館は、在りし日の夢のような街のエポックを今に蘇らせています。

旧門司三井倶楽部に
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お問い合わせ・アクセス

所在地 北九州市門司区港町7-1(JR門司港駅より徒歩約1分)
開館時間 9:00 – 17:00
休館日 無休 ※レストランは不定休
電話 門司港レトロ総合インフォメーション 093-321-4151
駐車場 なし
料金 2階(アインシュタインメモリアルルーム 及び 林芙美子記念室)のみ有料
大人150円、小中学生70円(※30人以上は団体料金20%引)
入場料減免 ※高齢者割引(7割減免:40円)は、65歳以上の方で、北九州市、福岡市、下関市、熊本市、鹿児島市の公的機関が発行した証明書(住所・氏名・生年月日の記載の
あるもの)の提示が必要です。
(例:運転免許証、健康保険被保険者証、マイナンバーカード等)
※北九州市発行の療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は入館料無料です。付添人の方1名(障害の程度が1級から4級までの方に付き
添う場合に限る。)も無料になります。